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講師Yukiがレッスン!Sociolinguistics(社会言語学)とは?

こんにちは。
リンゲージ有楽町校の講師で留学中のYukiです。
私は現在、言語学を専攻しながら毎年9月~4月でカナダの大学に通っています。
本日は言語学の中の分野【社会言語学】について簡単にご説明します!

社会言語学とはどんな学問?

私のカナダでの大学の専攻は【言語学】です。言語学って簡単にいうと何?と思った方は、まずは以前アップロードした私のブログ

言語学 ―Linguistics― とは何か、どんな仕事に就けるのか?

の記事をご覧になってください♪

さて、今期のセメスターで、
私は言語学の中の分野の一つ【社会言語学】を履修しています。
社会言語学は英語でsociolinguisticsといいます。
Social(社会の) とLinguistics(言語学)を一語にしているのが分かりますね。

簡単に言うと、
社会言語学は、
言語を、その社会や文化に関連したものと捉え、
言語の多様性について研究する学問です。

ちょっとわかりづらいので、
例を出してみましょう!

“dude”の多様性

私が初めて社会言語学という分野の存在を知った時に、
教授が生徒に与えてくれた社会言語学の研究例を一つ、
皆さんとシェアします。
私はこの例を聞いて、社会言語学の分野にも興味を持ち始めました。

さて、早速ですが、
皆さんは“dude”という英単語を知っていますか?
dudeを辞書で引くと、

/djú d | djú d/
[名]
1 ((主に米俗))気取り屋, めかし屋(dandy);やつ, 男.
(参考;コトバンク https://kotobank.jp/ejword/dude)

と書かれており、
海外ドラマをよく観ている方であれば、
カジュアルなシーンでdudeを使うキャラクターを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

こちらのdudeは辞書の通り確かに「男」とか「やつ」の意味ですが、
dudeが社会の中で様々なシチュエーションや年齢層に使われるうちに、
dudeの背後に色んな意味を含むようになって来たのです。

例えば、
仕事中にペンをカタカタ鳴らす人が居て煩くて集中できないと感じたときに、
あなたは一言“Dude!!!!”とその彼にいうだけで、
相手は「うるさい!」と言われている事をdudeの一言から読み取ります。

また別の例として、
4人掛けソファの端に座っていたあなたの横に、
別の男が隙間なく寄り添うようにして座って来たとします。
他にもまだスペースがあるのに、真横に来られると何となく嫌ですよね?
そこでもあなたが“Dude!”と言うと相手は席を移動します。
そのdudeには「おい、お前近いぞ!」という意味が含まれています。

このように、
dudeの使い方の例を沢山集めた海外のビールのコマーシャルがありますので、
興味のある方は“Bud Light dude commercial”
動画検索サイトでサーチをして是非見てみてくださいね。
Dudeってきっとネイティブにとっても便利な言葉なのでしょうね。

Dudeを社会言語学観点で見る

では何故このようにしてdude一つで様々なシチュエーションに対応できるのでしょうか。
それは社会のnorm(行動様式の規範)が我々の中にあるからなのです。

“仕事中にペンをカタカタと鳴らすことは、人の迷惑になる事だ”
という社会にある暗黙の了解が行動規範を作り、
その行動規範を守ろうとするとき、
または守らせようとするとき、
人は言語を使います。

しかし、その言語も、
「うるさい!」というようなストレートな言葉を使うことは、
人間関係上あまり良しとされない行動規範があることもまた然りなのです。

そこで、
「うるさい!」を婉曲的に伝える方法にdudeがうってつけだと気付いた人が、
このようなシチュエーションでdudeを使うようになり、
それが良い方法だと感じた人がまた同じようにdudeを使うのです。
このようにして言葉の使い方は、社会の在り方と一緒に存在します。

そして社会の行動規範が、
新しい言語の形を生み出すようにもなります。

社会と言語は切り離せないものであり、
社会言語学は、こういった社会と言語の在り方を
研究する面白い学問だということです。

日本語の対象にした社会言語学だったら
どんなことが研究できるかなと考えてみるのも面白いですね。

前回、日本帰国時に、
3歳になる甥がかなりお喋りできるようになっていました。
そして甥が「めっちゃ!」という言葉を使っているのを聞いて、
言語学やりすぎの叔母のわたくし、

「“めっちゃ”なんて言葉、私たちが小さい頃は使ってなかったよね?
それなのに3歳がもう使っているんだよ。
この現象が何年ごろから始まったのか調べたら面白くない?
“めっちゃ”がどうしてここまで社会に浸透したか調べると面白いよね!」

と姉にいうと、
「へ~・・・」とあまり興味なさそうでした。(姉、子育てでクタクタ!)

そう、こういったことも社会言語学の研究対象の一つになりますよ!

それでは、本日は【社会言語学とは】をお送りしました。
言語学の魅力が伝わって面白かった!という人は、
また引き続きブログを読みに来てくださいね♪

今日はこの辺で。 
カナダから、Yukiでした!

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この記事を書いた人

yuki

Yuki

2014年に一念発起。ワーキングホリデービザでカナダに渡航。ランゲージスクールにて英語を勉強の後、ファームステイ、留学コーディネーター、現地高校の日本語教師、TESOL(英語教授法)免許を取得し、カナダの大学入学を決心。貯金の為に2016年に帰国。帰国後リンゲージにて勤務開始、2019年現在、カナダの大学2年生で言語学専攻中。
好きなものこと:勉強、カナダ、剣道、お料理、酒とビール
嫌いなこと:食べ物を無駄にしたり捨てたりすること×

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