ハッピー英会話レッスン#141 混乱しやすい2つの動詞その②(rise vs raise)
今回のハッピー英会話レッスンは、第1弾に続き「意味の違いが分かりにくい英単語を使い分ける方法」をご紹介します。第2回目はraiseとriseの活用術をチェック!日常会話でもよく使われるこの2つの単語をマスターすれば、スムーズな英会話が出来るでしょう。
riseとraiseの違いを習う時、「あがる」と「あげる」という意味でニュアンスを覚えた方もいるはず。
しかし、この覚え方ではなかなか意味を捉えづらいですよね…。
実はこの2つの単語の意味は、対象としているモノが違ったのです!
riseは「何かが上に向かっている状態」、riseは「何かを登らせる行為」を指します。
ポエムを読むサリー(0:42)
ではまず、riseの意味について見ていきましょう。
“The sun is rising” 「太陽は昇っていく」(risingはriseの現在進行形)
“I rose out of bed quickly when I smell of cooked bacon” 「私は飛び起きた、ベーコンの匂いがした時に」(roseはriseの過去形)
ベーコン好きなサリーは、とてもキュートな笑みを浮かべながらポエムを作っています。
彼女のセリフから分かる通り、riseは太陽が昇っている・体が起きるといった「状態」を表す単語。
自分が働きかけるのではなく、上がっている状態を示している事がよくわかりますね。
raiseの意味について解説するティナ(1:39)
次はraiseの意味について、ティナが解説します。
“I even raised my hand in the class” 「授業で手を挙げた」
(raisedはraiseの過去形)
“My high school surf team is raising money to go to national ” 「サーフィンの全国大会に行くために、ワイアルアのサーフィンチームは募金を集めている」
(raisingはraiseの現在進行形)
このように、raiseは手を挙げる・お金を集めるといった「行為」を示しています。
またraise moneyは熟語で「お金を工面する」という意味があるのもポイント!
この用法もお金を集めるといった行為を示しているため、raiseが使われていても納得ですね。
raiseは、故意的に何かを上げる行為のニュアンスがあることが分かりました。
一見似たような単語でも、実際使われている用法を見ると単語のニュアンスが全く違う事があり、それは英語の面白さの一つとも言えるでしょう。
単語の根本的意味が分かると、普段の会話がもっと理解しやすくなって楽しいですよ!
ベーコンのことを考えるだけで気分も盛り上がってしまうほど、今回の動画はサリーのベーコン好きが前面に出ていましたね。
次回は、意味の違いが分かりにくい英単語を使い分ける方法第3弾をお伝えしますのでお楽しみに!